Ashの「BATTERING RAM」は有用なのか
Ashのタレントに「BATTERING RAM」というものがある。本タレントの効果は「Shoulder Bashの溜め動作中、受けるダメージの90%がカットされる。」である。ダメージ90%カットとなると相当有効に見えなくもないが、使っている人を見たことがない。
果たして「BATTERING RAM」は有用なタレントなのだろうか?
★本稿調査時のバージョンは1.2です。
ロードアウトを考える
Shoulder Bashの溜め動作中にダメージカットとなるため、Shoulder Bashを高速回転できるようなロードアウトにしたほうが、ダメージカットできるチャンスが増加する。
しかし、カードを使ってクールタイムを削減したとしても標準で9秒のクールタイムが必要である。そこで、クールタイム中の生存力を上げるためのロードアウトとして考案したのが以下である。
注)カード名の後ろのカッコ内数字はレベルを表す
- GATE CRASHER (5)
- Shoulder Bashのクールタイムを6秒短縮
- VANGUARD (5)
- Shoulder Bash使用後、2秒間40%の被ダメージ減少効果を得る。
- WAR MACHINE (3)
- 敵をキルまたはキルに貢献すると、全てのクールタイムが30%減少する
- CASTLE FORGED (1)
- Kinetic Burstのクールタイムを0.5秒短縮
- HEAVEY METAL (1)
- 最大ヘルスを150増加
VANGUARDによって2秒間40秒被ダメージ減少効果を得ることにより、生存能力を高めている。また、WAR MACHINEによってクールタイム短縮を上乗せし、Shoulder Bashの使用機会を増加させている。
検証方法
ロードアウトも決まったところで実際に運用してみよう。検証方法としては、Siegeモードを5試合程度行い、使用感を検証するものとする。
チャンピオンの相性も関連することが考えられるが、今回の検証においては一旦無視し、Shoulder Bashの高速回転及びダメージ減少効果の検証を行うこととする。
検証結果
あらためて見てみると4試合しかしていなかった。いきなり3連敗して心折れたようだが、いくつか前向きな発見もあった。
ポイント周りの攻防
ポイント周りでダメージカットが大きく貢献している印象は無かった。複数人に囲まれれば一瞬で溶かされるのは変わらないので、ダメージカットがあるからといってそれほど強気に攻められるわけではない。
思わぬ活用法が
このタレントはお蔵入りかなと思われた4試合目、思わぬ活用法が見つかった。LianのUltにShoulder Bashをあわせることにより、被ダメージを大幅に軽減することができ、Lianの硬直中にShoulder Bashをヒットさせることができる。
類似のUltであれば同様に効果を発揮できるものと考えている。例えばJenosのUltやTerminusの蘇生なんかにもあわせることができそうである。その時の様子を切り出した動画は以下の通り。
yositackのPaladinsをwww.twitch.tvから視聴する
結論
以上を踏まえた考察としては、フロントラインの役割としては有用ではないかもしれないが、1体1の状況においては力を発揮するタレントである。2フロントライン構成の場合に選択肢の一つとして持っておくのは面白いであろう。